ホームページの仕事を発注するという話になると、どうしても「仕事を頼んだのだから後は任せておけばいい」「依頼を受けたのだから、あとは自分たちの仕事だ」などとホームページの発注側と受注側の立場をはっきりさせすぎてしまう傾向があるようです。でも少なくとも広告としてのホームページを作るときにはどちらか片方の努力だけでは本当に十分に機能するものは作れないと思います。ホームページ作成者はホームページの企画を考えるにあたって商品のことを研究し、理解しようと努めます。いくら努力してもクライアントが持っているそれを超えることはできないはずです。だからホームページ作成者は臆することなく疑問に思ったことや突っ込みたくなるところはどんどんクライアントにぶつければいい。クライアントはできるだけ真摯にそれにこたえる。それによってホームページに本当に必要とされていることなども見えてくると思います。つまり、連携しながら一緒になって一つのものを作り上げる必要があるわけです。ホームページの「発注者」「受注者」という線引きをあまりはっきりとしてしまっても意味がない。それよりも、お互いを尊重しあうこと。もっと言えば、ホームページの発注者側、つまり、クライアントもまたホームページ作成チームの一員として体当たりで取り組むくらい環境を作る。それが最も理想的なホームページ作成のチームのありかたですし、